WebXR Tech Tokyo #0 を聴講したのでまとめ
WebXR Tech Tokyo #0 聴講してきました. WebXRに関しては知らないことが多いため,どういうものなのかを知るために参加しました.
- connpass
- まずWebXRとは何か
- A-Frameで日本語フォントを自在にする
- [8thWall x three.js] お家で楽しむWebARを作る
- Babylon.js Editorを使ったWebXRアプリの開発方法
- WEBARを施策で実装してみた所感
- HMDをかぶったままでのWebVR開発
- Unity WebXR ExporterでVR刺身タンポポを動かしてみた
- ブラウザベースのAR/VR動画ライブストリーミングシステムの開発
- 終わりに
まずWebXRとは何か
WebXR(ウェブエックスアール)とは、ウェブブラウザでデバイスの位置,向き,加速度などの情報を取得するために用いられていたJavaScriptのアプリケーションプログラミングインタフェース(API)である。WebVR Device APIから用途をARまで広げたWebXR Device APIへの置き換えが進行している。
WebブラウザからアクセスするだけでXRコンテンツが体験できる. URLをシェアするだけでお手軽に他人に体験できるのが強み. (インストールのプロセスを省くだけで,とっつきやすさは上がっている)
開発プラットフォームはthree.js,A-Frame,PlayCanvas,AR.js,babylon.js,React 360,Amazon Sumerian,Unity,UE4, 対応ブラウザはFirefox,Microsoft Edge,Oculus Browser,Chromeなど.
A-Frameで日本語フォントを自在にする
@studioTeaTwoさんの発表.
Macから発表無理でした。。予定していた資料です。次回はVR ready Windowsパソコンを用意してリベンジします!https://t.co/C0aVhJ8O2q#xRTech #clusterVR
— Tanaka Toshiya (@studioTeaTwo) 2020年4月27日
実際には発表できず…,Macだと無理なのか.
WebXRライブラリはA-Frameを利用
A-Frameは日本語が表示できない問題がある. それに関する対応手段についてスライドがまとめられている.
無かったので作って公開しました。
— Tanaka Toshiya (@studioTeaTwo) 2020年4月12日
A-Frameの日本語フォントを用意する - Crieit https://t.co/ncyAIAqzVC #Crieit @crieitcommunityさんから
[8thWall x three.js] お家で楽しむWebARを作る
@a_hanchoさんの発表.
WebXR Tech Tokyo#0にオンライン登壇します!よろしくお願いします! #xRTech #clusterVR #WebXR
— 班長 (@a_hancho) 2020年4月27日
↓ 8thWallとthree.jsで何か作る話https://t.co/L3WxWGPG4b
www.slideshare.net
SNSでバズっている星野源さんの動画にWebARを適用したお話.8thWallとthree.jsを利用している. 8thWallは空間認識が使えて操作が自由にできるということで,WebARライブラリといえば8thWall. 8thWallはA-Frame,Babylon.js,three.jsをサポートしている.今回はthree.jsを利用.
8thWall基盤実装とthree.js実装についての知見が得られた.自分もこちらのスライドを参考に作ってみよう.
Sceneの原点は起動時のスマホの真下で,z軸はスマホ正面方向(=人の後ろ方向で右手系)なのか.
図が丁寧に書かれていてわかりやすい.
大草原https://t.co/hmzpQGA08Y#xRTech #clusterVR pic.twitter.com/RI6DPPvbnU
— xrdnk (@xrdnk) 2020年4月27日
パフォーマンス問題,iOS13問題がある模様.一筋縄ではいかないか….
Babylon.js Editorを使ったWebXRアプリの開発方法
@wheettweetさんの発表.
#xRTech #clusterVR #WebXR
— Limes (@WheetTweet) 2020年4月27日
本日の発表スライドです。https://t.co/TQ0CzGKrMA
www.slideshare.net
デモ内容はこちら. flushpot1125.github.io
開発ライブラリはbabylon.jsを利用.
#clusterVR で #xRTech 勉強会の参加中!
— ちょまど🎀ITエンジニア兼マンガ家 (@chomado) 2020年4月27日
Microsoft MVP @wheettweet さんによる、
Babylon.js (ばびろんジェーエス) の話だ!
Babylon.js は、Microsoft による、
WebGL フレームワークです!
Web ブラウザでも VR アプリが実行できるよっていう💡https://t.co/MlREYHdc0W pic.twitter.com/FFPfdMNzcy
MicrosoftによるWebGLフレームワークなのか.
babylon.jsでの開発方法が書かれている.最初の一歩として参考になる.
WEBARを施策で実装してみた所感
@hinatanana7さんの発表. バーチャルキャラクターが発表しているのが当たり前に感じるようになってきた…. アバターと声がかわいくて推せる.YouTubeチャンネル登録したった😊
WebAR開発事例について説明
カルビーAR神社!開発ライブラリはAR.jsを利用. www.juken-ganbare.jp
スナックのASMRを聴くことが出来る.スナック音の永遠と聞けて助かる. 今度かっぱえびせんを買うときにやってみよう.まだやってるかな?
カルビーオリジナル春の顔フィルタ!開発ライブラリはjeelizFaceFilter,A-Frame,Vueを利用. calbee-ohanami.com
こっちも商品購入したときに確かめてみよう….あー腹減ってきた.
技術面の課題として,最新機能・安定性のトレードオフ,ドキュメント・情報の少なさが, 施策面の課題として,要素を組み合わせすぎないこと,デジタルだけに偏らないコミュニケーション, 眺める以外の体験が挙げられた.やってみたい体験まで道のりが長いとやる気がなくなるよね. WebARに関する企画についての知見が得られた.
HMDをかぶったままでのWebVR開発
@wakufactoryさんの発表.
疫病退散の願いを込めて。VR空間でこのパーティクルを浴びると疫病に罹らないとかなんとか。 #OculusQuest #OculusGo のブラウザ、PC-VR(firefox) の #WebVR 環境で見れます。例によってこの動画じゃよくわからんのでぜひVRで。https://t.co/lecXUS8Znj pic.twitter.com/D3ozDh9rEs
— wakufactory (@wakufactory) 2020年4月5日
ライブラリを利用せずにフルスラクッチでWebVR開発…凄すぎィ!
QuestのブラウザでもRemoteDesktopできるのかhttps://t.co/hmzpQGA08Y#xRTech #clusterVR pic.twitter.com/JAhVepTnMI
— xrdnk (@xrdnk) 2020年4月27日
ChromeRemoteDesktopはQuestブラウザでも使えるの頭になかった. Questv16から追加されたパススルー機能を使えば,リモート先の画面をQuestで見つつ, パススルーでキーボードをたたく.最高か?スタンドアロン+BTキーボードの組み合わせも可能.
VR環境プログラミングの可能性を感じさせた.いやーすごい.
Unity WebXR ExporterでVR刺身タンポポを動かしてみた
@korinVR こりんさんの発表.
本日のスライド「Unity WebXR ExporterでVR刺身タンポポを動かしてみた」を公開しました! https://t.co/ekNObSd4ha Questで https://t.co/yMvRRqKO1s にアクセスしてみてください! #xRTech
— こりん@VR (@korinVR) 2020年4月27日
VR刺身タンポポWebXR版!Unity WebXR Exporterを利用している. Unity WebXR ExporterはUnityのWebGL出力をWebXR APIでVRに対応させるようにできる. Asset Storeでフリーで使える!使い方についてはスライドを参考に行えばできそうだ. Unity WebXR Exporterの注意点についても言及されているので,参考にします.
LoadScene使うとVRモード解除されてまう #xRTech #clusterVR
— xrdnk (@xrdnk) 2020年4月27日
ちなみにボクはVR刺身タンポポ,昨年のUnity忘年会で体験しました.
ハンドトラッキングたんぽぽ体験しました #Unity忘年会 pic.twitter.com/3QUUsETQKW
— xrdnk (@xrdnk) 2019年12月21日
ブラウザベースのAR/VR動画ライブストリーミングシステムの開発
@AmadeusSVX あるしおうねさんの発表.
本日夜、#WebXR Tech TokyoにてAR/VR向け3D動画配信システムの紹介と、生配信による実演デモを行います!各ARCore対応スマートフォンや、OculusQuestなどの各種ブラウザからAR/VRでデモ体験が可能です!再生方法やブラウザ設定など、詳細については下記URLを参照くださいhttps://t.co/PCYlrCU860 https://t.co/cPKCNDfI4C
— あるしおうね (@AmadeusSVX) 2020年4月27日
ブラウザベースのAR/VR動画ライブストリーミングシステムの開発! これはリアルタイムで発表を追えてよかった….開発ライブラリはthree.jsを利用.
すげえ発表の仕方だ… #xRTech #clusterVR pic.twitter.com/i2izbHSI6t
— xrdnk (@xrdnk) 2020年4月27日
自分はPCのブラウザで発表を聴いてましたが,手元のPixel 4でも確かめればよかったなあ. 近未来的な発表の仕方だったので,リアルタイムで見られなかった方は以下のYouTube動画から是非.
終わりに
WebXRに関しては全くの素人なので,参加することで勉強になったことがたくさんありました.
ところで,ボクはJavaScriptは新人研修の時に2週間触ったきりなので,WebXRやるとなると,
JavaScriptの勉強をしなければなるまいなあ….
VRアプリを作ろう: A-FrameでかんたんWebVR入門 (MyISBN - デザインエッグ社)
- 作者:國分 三輝
- 発売日: 2019/05/27
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
この本を買ってみてやってみようか.何かおすすめの参考書やドキュメントがあればご教授お願いいたします.